#44 FOSTER & SON & ANSNAM

Jul 22, 2017

本日も暑い中、ありがとうございました。
千葉さん特製のアイスコーヒーも冷えてます。ガリガリ君もございます。
よろしければ是非。

シューツリーも入荷しました。
よろしければ是非。
グリーン:¥18,500+税
ナチュラル:¥18,500+税


ANSNAM cedar (アンスナム シダー)
108-0071
東京都港区白金台5-13-14 2階
定休日:火、水
営業時間:12〜19:00


tel: 03-6721-9192
info@ansnam.com


#44 FOSTER & SON & ANSNAM

Jul 20, 2017

FOSTER&SON、到着。やっとこら。
ANSNAMの手織り生地たちを革の上に張り合わせたハンドメイドの共作スリッポン。三色展開。
22日土曜から。



三種類の生地はANSNAMのコレクション製作の中で作られた全てオリジナル。
リネンツイードはご存知の方も多かろうと思う。(知らない人はこの機会に是非、弊社ANSNAMの神々しいまでの過去コレクションを、覗き見るがよい)
繊維原料の段階でザクザクと荒断ちし、繊維長を短くしてから紡ぎだし、手織りしたもの。ミディアムグレーとミックスブラウンの2色。
これらには上質なスウェード(タンナー名忘れちった…)のタッセルを付けた。




もう一つは、ゴアテックス。の、生地を新潟に送り、バイアスでテープ状にカットしてもらい、それをウールとともに裂き織りに。表のゴアテックスコーティング加工面の黒と、裏の基布面の白がランダムに組み込まれ、折り込まれ、かつ時折は捻じれたり。不調和な資質がのぞく、縦縞ストライプが組成されるってわけ。
もちろんゴアテックス、筋状で見ればそりゃ防水だろうけど、これズタズタに裂かれたものだからね。水とか浸透しまくりだからね。防水スプレーしてね。
けれどまあ、この三つの生地ともに、雨や泥にまみれて、グズグズに毛羽立って、ヘロヘロになっても、そのドクトクの良い味が出るだろうさね。




岩手の山間で織られたこれらの生地たちも、まさか自分たちがロンドンに飛ばされるとは思ってもなかったろう。僕だって想像だにしてなかったし。そもそもFOSTER&SONが、この企画を快く受けてくれた事それ自体が、驚きの始まりだった。
素晴らしい出来だこれ。


アイテム:スリッポン
サイズ:6 1/2, 7, 7 1/2 甲幅が狭いので、普段よりワンサイズ上がよろしいかと。
価格:¥69,000+税
着用男性モデル:ウッチー


ANSNAM cedar (アンスナム シダー)
108-0071
東京都港区白金台5-13-14 2階
定休日:火、水
営業時間:12〜19:00


tel: 03-6721-9192
info@ansnam.com


#20 FOSTER & SON shoemaker の続き

Mar 3, 2017

無事に着荷で安堵。箱開けて感動。

今季はまず3型。
HIGHCLERE(オックスフォードのバルモラル c/#黒)
KINGSCLERE(ハーフブローグの短靴 c/#濃茶パティーナ)
LAMBOURNE(ジョッパーブーツ c/#黒)

それぞれFOSTER & SON & ANSNAMの協働による特注の内装仕様。彼らのブランドカラーである碧緑色。
KINGSCLEREは外装も特注色のパティーナ。世界限定。今や多くのシューメーカーも用いているアンティーク仕上げの染色技法、これを先駆けて開発したのは、前述のムーア氏である。色味がいい具合なので、写真は明日。陽の下で撮影したものを。

また、靴に合わせて、シューツリーも特注仕様で碧緑&ナチュラルの2色展開。


明日4日12時から。



ANSNAM ceder (アンスナム シダー)
108-0071
東京都港区白金台5-13-14 2階

tel: 03-6721-9192
info@ansnam.com


#20 FOSTER & SON shoemaker

Feb 26, 2017

アンスナム シダー、ついに靴を置く。
フォスター&サン。

1840年創業、ロンドン最古と言われているシューメーカー。
英ロンドンのウエストエンド地区、ジャーミンストリートに店舗を構え、今でもその二階では職人たちが一足一足、木の塊から木型を削りだし、丁寧に丁寧にビスポークシューズを手作りする姿が見える。
イギリスらしい無骨で生真面目な作品とは裏腹に、ここにいる職人たちのリラックスした姿と笑顔が印象強い。それが作品に伝わっているし、その気持ちがお店を充たしている。彼らと会えたから、このシューメーカーを選んだと言っていい。
ま、ウチが今回仕入れるのは既成なので、彼らが縫ってるのじゃないんだけどね(笑)


しかしそのレディメイドも良い出来で、決して彼らは気を緩めていない。
現役の彼らが尊敬して止まない伝説的な木型職人テリー=ムーア氏により造作されたシルエットに合わせ、英国内でベジタブルタンニンされた希少な革を底に用いて、作り込まれてゆく。
オックスフォード型のそのシルエットは、ほんの少しトゥが脹らんでいて、ウエストもしっかり絞られ、気品があるのにキザではない、愛嬌をはらんでいる。
さらに魅入ったのはジョッパーブーツ。8年前に買いそびれて以来、ずっと悔やんでいたタニノ=クリスチーへの遺恨を晴らしてくれた。あそこのマッケイの可憐な作りも素敵だったが、英国領時代のインド駐留騎兵部隊の乗馬ブーツを起源としているこのブーツには、英仕立てのグッドイヤーウェルトに依る頑強さもあった方が筋が通る。そして尚且つ、この流れるフォルム。


と、このメーカーの魅力について話してきたが、なぜか現在、この紳士靴大国である日本には取引先が一件も、ない。
以前某デパートで見たような気がしたが、ない。
もしやまた何かアンタッチャブルな側面があるのかと、不安に駆られていたのだが、ない。
で、私が何度もお店に通ってわかったことが、ある。
この人達、ビジネスを拡げようとする気が、ない。

ただひたすらに、靴作りに没頭している。



3月3日金曜から。




ANSNAM ceder (アンスナム シダー)
108-0071
東京都港区白金台5-13-14 2階


tel: 03-6721-9192
info@ansnam.com