と、いうわけで、ジャケットの全貌を。
ちなむとこれは僕の解釈であって、TSさんからは特に何も聞いてません。
ただこれは、彼なりのフレンチスタイルであり、
決して世に出ているステレオタイプ的なものではなく、独自の表現なのだと思う。
服ってほんとクソ面白い。
なんでしょうね、この佇まいは。
シルエットはボックスなんです。ジャケットによくある胸の縦のダーツもない。
故にシルエットは緩やか。ウエストを絞っていないから、目の留まるポイントはないはず。
だけど不思議と緊張感は残ってる感じ。
そして、いわゆるテーラードジャケットのラペルの返り。ラペル、どこ?(笑)
段返りなのか、3つボタンなのか、スタンドカラータイプなのか。
定義はどこへ行ったのだ?
つい僕なんぞは、何某かの定義を軸に据え、それ基準で判断をしたいし、区別をしたい。
が、このジャケット(もはやジャケットと言っていいのかさえ怪しい)は、それがない。
開けっぴろげで、おぼろげなのです。フランクにも程がある。
そんなフワリとした、抽象的なこの服(もうジャケットと言うのはやめた)を、
いざ羽織ってみると、いとも、スン、と身体を包む。
自由に身体が動く。
この自由を得る感覚はまるで、
フランス革命の頃の、労働者が着ていたそれにシンクロするのではないかと。
そんな勘ぐりも入れられちゃう。
というか、多分に彼はそれを意識したはず。
少なからずとも、今回の上衣を構築するきっかけの一つにしただろう。
知らんけど(笑)
間違ってたら恥ずいから、皆さんは直接、彼から聞いてください。
まぁ、彼もきっと恥ずいから言わないだろうけど。フランクだけどね。
そんな感じです。あとは、着てみてください。
価格:¥99,000~ (税込)
素材:5〜7種類限定、の予定。
サイズ:5サイズ展開*詳細は後編で。
納期:10月以降
通販:可能
では、ビール頂きます。