(着用サンプル)
お待たせしました。
こちら着用写真です。
どうです?今までのフェンダールのチノやノータックよりもゆとりは多いし、
というか、全くの別物ね。個性溢れております。
けれどもやはり、フェンダールの雰囲気が出ているのがお分かり頂けますね。
すごいです。
(着用サンプル)
そもそも、ジーパン。これな。
すでにTS氏もコメントしているが、
彼にとってさほど頓着するアイテムではないらしい。
というかきっと、語るにはやや恥ずかしいアイテムでもあるんだろう。
オッサン達が何をチマチマと、ヤレコレと、作業着を語ってるのだ、と。
(けどきっと、そこに空席あったなら、喜んでその輪の中に入るだろうな笑)
そう彼は、ただのかわいい服好きのアマノジャク。TS氏。
そんな彼が作るジーパン。それがこれ。
(未着用サンプル)
最初のまずは、彼とのミーティング。という名のお喋り。
で、はじめに話したのが、値段。プライス。プライマルスクリーム。
アンスナムでもフェンダールでも、やってこなかったけど、
プライス設定からデザインする、というアプローチ。
なんとかしてさ、4万切ろう、税込で。だってジーパンだぜ。それが為。
とはいえそこは、僕と彼。
妥協なんぞはしたくない。妥協するならボツにする。同情するならカネをくれ。
けれどもここは、火の国日本。
デニムの最強カントリー。
(未着用サンプル)
一応さ、探したわけよ。
デニムの発祥の地とされる、フランスのニームの機屋さんとか。
フェンダールだったら、ほら、フランス繋がりでちょうどいいジャン。
わざわざ生地を取り寄せてもらったんだけど、どうもイマイチなわけ。
で、結局、日本に戻るわけ。
で、TS氏の帰国の際に、一緒に見て回ったんだけど、
「超長綿とか、ジンバブエとか、そーゆーこっちゃない」
え。。。違うの?素材、こだわらなくていいの?
「わざわざ糸を取り寄せて、オリジナル生地を作って、
無駄に価格吊り上げるほどの意味なんてなくない?見た目ほぼ一緒やん」
それな。
そもそも先述の通り、ここは日本。
30年ほど前から職人さん達が研鑽を積み、一気に世界一へと上り詰めた。
そんな彼らが一番とする定番の生地、それでいいのだ。これがいいのだ。
(着用サンプル)
縦落ちとかやっぱり楽しみっすよね〜。
「そう?きれいな色落ちはして欲しいけど、それよりも汗かいたら洗いたい」
あ、はい。そうっすよねぇ〜。
縫製工場さんはウチの贔屓のことでいいすか?ユニオンスペシャルっす。
「ユニオンスペシャル?まぁ、どっちでもいいよ」
最近はこだわりのシングルステッチってのもあるらしいですよ。
「シングルステッチ?え、高くね?!普通でいいよ」
あ、はい。そしたらもうステッチの糸の色も僕が決めていいすか?
「ちょっと待て」
え、なんだよぉ!めんどくせぇなぁ〜〜(大泉洋っぽく)
「生デニムで縫い上げるんだから、そこからニジんだインディゴを使おう」
というわけで移染する綿糸。しかも生成り。
着用サンプル見るとわかるけど、糸がウスラとインディゴに染まる。
ん、どうやらこの御仁、頓着がないわけではないのでは?ふと思ふ。
そしてファーストサンプルが上がってきて、いざ穿いてみる。
ふむ、やはりこの御仁、頓着があるではないか!!出合え〜出合え〜〜!!
この漢、パターンにこだわりをメチャクチャ入れてきやがった。
(着用サンプル)
とはいえどもさ、いつものパンツに比べても、操れる線は少ない。
脇線はセルビッチの耳を通すから、直線オンリー。
その中で、どう運動量をキープし、かつ個性を出すか。
憚りながら、申し上げます。
これはもう、穿いてみればわかる事で、ございます。
今回は全サイズのサンプルをご用意しております。
また、先述の通り、TS氏の着用&洗濯6回のサンプルもございますので、
経年変化もご確認いただけます。