CASHMERE 〜もう一人の怖いおじさん〜

Oct 23, 2020

以前、ご紹介したカシミアブランケットの、泉大津の怖いおじさん。

今回はそれより東、尾張一宮の怖いおじさん。

つい先日も、気づけば夜中2時まで痛飲した、コヒーレンスの中込さんからご紹介いただいた。

カシミア界のハーヴェイ=カイテル。そう、Mr. WHITE

電話の声も怖い。

けどやけに、フットワーク軽いし、何より笑顔が可愛い。優しいし。

他の工場さんを紹介してくれたり、とっても面倒みてくれる。

カシミアの人って、泉大津のドンもそうだけど、なんで見た目怖いの?なんで優しいの?

加工がしづらいカシミアを正面から向き合って、様々な風合いの生地や糸を提案してくれる。

今回いただいたのが、カシミアの重メルトン。ウールで作るよりも、重く、そして厚い。

そもそもカシミアの毛って、絡みづらい。

つか面と向かって「お前、絡みづれーんだよ」って言われたら、ヤスくん泣いちゃう。

あ、で、とにかく、カシミアの場合のそれは、キューティクルつるつるで、

フェルト化しないというかメルトしないというか、サラサラの感じなの。

大体一緒でしょ、市場のカシミアの風合いって。

でもこれは違った。なぜ出来たのか知らないけど、メルティなんですそうメルティーキッス。

しかも極厚。これがたまらないのです。ドレープが、まぁ綺麗ですこと。

そして光沢です。ビーバー仕上げとか、一方方向に毛並みを揃えたわけではないので、

非常に自然に、かつ深く、その揺らめきが、陰翳を照らす。

って、紹介してますけど、僕の技術では写真に、その良さは撮れないし、

何より、既に黒は、完売しているという。

ほんと、すみません!


けど、よかったら、見るだけ見てみて。そして行けるなら、オーダーしたいと声かけて。

再生産するにはある程度のロットが必要でして。。。こんな時じゃん。ビビるよ〜。


ちなむと、新作ダッフルコートで大体、33万くらいです。

明日、太陽出てから撮影します。けど多分ブログアップは夕方以降です。