#157 Sebastian Tarek Shoemaker

Jun 6, 2019

来週末、6月15日(土曜)、16日(日曜)にセバスチャン=タレクのオーダー会です。お待たせしました。

今回、とても楽しみにしていた新作サンプルが来ます。それがこれ。先に写真だけ送ってもらったの。コードバンのUチップ。


一針一針を手で掬い上げ、立体感を出していく。気の遠くなるような作業の連続は、彼一人で行い積み重なり、それがいつしか対の靴となって、目の前に現れる、のが来週の土日。仕上げはどうするんでしょうね。このままマットな質感もいいだろうし、磨き上げてコードバンの重い光沢を出してもいいだろうし。
こんなのスペシャルすぎて、ゾワゾワしてしまう。



あと、前回、お客さんからのムチャぶりオーダーに対し、タレクが対応して見つけたそれは、僕たちの想像を超えて、材料の組み合わせの提案が、驚くほどに見事で。
こちらの拙い英語を汲み取った、というよりも、そういう会話ツール的な意味ではなく、むしろお互いの感性がシンクロしないのならば、同じ言語で会話したとて、伝わらなかっただろう。

そういう意味でも、やはりタレクという存在は「僕たちにとって」唯一無二だと言っていい。トラディショナルで記号的な、持って落ち着くブランドではなく、まだ世に見ぬ形を求めるならば、彼なのだ。ただの職人でもなく、デザイナーでもない。アーティストでありながら、ビクポークという場に身を置くこの男。



、、、あの、えっと、ここでウチのアンスナムの件。先週くらいにシャツ3部作とかなんとか調子乗って書きましたが、出来ませんすみません。一枚も上がらないっす。。。
今週末は引き続き、セールで(笑)