当初から、永年に良いと思える物作りができるよう心掛けています。
時代とともに価値やバランスも変わるから、そんな事は到底に無理なのだけれども、
それを無闇に目指していました。
けれど最近思う。アナガチ、そこに届くのかもしれない。
この前のPコート然り。
今またこうして10年以上前にデザインしたスカーフを作っているのだから。
実に我ながら、とても気に入っている。
まず、主張をしない。それがいい。上着の中に入れて仕舞えば、見えもしない。
ほら、むしろスウェードのMA-1の方に目がいっちゃうでしょ(笑)
アンスナムの姿勢はステルス。目立たずに、溶け込む。
マイケル・ファスベンダーの「The Killer」のあの感じ。観た?まだなら是非。
まぁ、あの人カッコ良すぎてどうしたって目立っちゃってたけど(笑)
うちはそういう、すれ違った時に何となくその人の雰囲気が気になって、
振り返って見てしまうような、そんな服作りを目指しているわけです。
このスカーフはまさにそのコンセプトを行く。
カシミアシルクのドレープ。
巻かなくてもいい。首にすっと掛けるだけ。僕は普段そうしてます。
それだけで本当暖かいし、何よりすごく気持ちがいい。
やっぱ、首って大事。
とりあえず冬は、首、手首、足首をしっかり温めるんや。アツアツやで。
それだけで体感温度、変わりますやん。
ん、乳首はどうかって?そんなんただ舐めてあげればよろしい。
形はいわゆる大判シルクスカーフのイメージから変形。
そのシルエットから、名称はコルベットのスティングレーC3から拝借。
派手さはないのに、エレガントでちょうどいい存在感。
そして、便利。
車内で暑くなったら、さっとポケットに仕舞えるし、
コートやジャケットの衿ぐりが汚れないのも地味に嬉しい
(2月頃、クリーニングに出すかすごく悩ましくなるあの汚れ)。
今回、珍しく自分のアイテムを褒めている。
10年以上前の自分、いいもの作ってた(笑)
価格:29,700円(税込)
素材:カシミア50% シルク50%
色展開:チャコール/黒、ブラウン/チャコール、エクリュ/グレージュ
店頭販売:ANSNAM, CATHEDRAL, Eins&Zwei, PARK
通販も承っております。
宜しくお願い致します。