#216 ANSNAM 「EVANS エヴァンス」オーダーメイドスーツのご案内

Sep 22, 2023

それでは新作のご紹介です。

このスタイル、先日も少し書いたけど、ビル・エヴァンスからのインスパイア。

1958年からの、マイルス・デイヴィスとの共演を経て、1960年代までのイメージ。

繊細でリリシズムに富み、かつ情熱的で危うさを持ち合わせた感じ。

そして、この人普通に、見た目が超カッコいい(ミーハー)紳士的で知的で素敵。

気を張らずに気を緩めずの柔和なナチュラルショルダー。

衿のゴージラインは低めのナローで、胸ポケットもやや下に。

身頃は今までのアンスナムに比べると、ボックスシルエットに近い。

これは僕のぽっこりんお腹に合わせたスタイルか。んも〜っ。

ま、つまりは当時のトラッド、アイビーを意識しつつ、

垣田さんのフレンチなラインに乗せることで、

若き日のイヴ・サン=ローランのようなニュアンスも香らせる。そんな感じ。

ビル・エヴァンスとサン=ローランと垣田さんってなんか似てるし。

そして、こちら写ってますけども、ロンバルディのオーダーシャツが復活!

そして、隠し球はオリジナルのサスペンダーだー!

近日またご紹介します。

先日書いた通り、アンスナムは、皆様それぞれに合うスタイルのスーツを作ります。

サイズはもちろん、ご自身のスタイル、雰囲気を作り上げたいと思っています。

ここがいわゆる、ハウススタイルを持つ仕立てのテーラーさんたちとの、

大きな違いと言っていいです。みんなちがって、みんないい。

ここでお見せするジャケットはあくまで参考例であり、

うちのブランドが示す一つの方向性、時代性というか表現であって、提案。

僕がそれを主張するものではないんです。

最終的に、そのお客様に似合う、美しいスタイルを作り出せれば、

アンスナムとして、それで満足なんです。

と言いながら、なんやかんやで気付いたら、自然とウチっぽくなっちゃうもので。

だからこれくらいの姿勢が良いのかなって。

これはもうね、自信の見え隠れ(笑)