ニットラインの立ち上げは、コロナ期の前からすでに考えてました。
デザインも何もなかったけど、「Riverrun」って名前はすでにあって。
コロナが長引き、発表を延期し今になったけど、
「ブランド名に自信が持てたら、あとはなんとかうまく行く」
という根拠のない謎の勘を頼りに、この一年は、ぼんやり企画を進めてました。
Amazon primeで観れる海外ドラマに「Modern Love」っていう、
ニューヨークタイムズ紙のコラムを基にした、ショートストーリー仕立てのがありまして。
友人が勧めてくれたんだけど、その第二話がとっても良いのです。
他のも良いのですが、この第二話は、もうこれ本当に素敵でしてね。
俳優陣も良いんです。
「名前わかんないし、どの作品に出てるかもオボロげだけど、
何か惹かれるとても好きな女優さんランキング」でNo.1のキャサリン=キーナー。
そして、「アンタッチャブル」でショーン=コネリーやデ=ニーロ、ケヴィン=コスナーを
相手に、クライマックスのワンシーンだけで全員をくってしまったアンディ=ガルシア。
その二人の、アラフィフの味わいがもう素晴らしくて。
ちなむと、この作品の監督はジョン=カーニー。
「ONCE ダブリンの街角で」や「はじまりのうた」を作った人。
どうです?もう観たくなっちゃったでしょう。ぜひどうぞ。
で、そのお話の中に出てくるのが「Riverrun」という本屋なんです。
その本屋はどうやら実在してて、その街並みも含めて、雰囲気がすごく良いのです。
あと、ニットの連続した編み地って、なんとなく川面のそれに似てるし。
というわけで、普段は難航するブランドネーミングも、この時あっさり決まった次第です。
ってゆうか、ただこの「Riverrun」っていう名前が気に入りすぎて、
ANSNAMのままでも良かったんだけど、どうしてもこの名前を使いたくて。
半ば無理やり、ニットラインとして分けたことの意味は、特にない。
独裁国家アンスナムの君主、オレの成せる技。
次回、本当の第二話。デザインについて。え、写真?まだないです。
夜分に、酔っ払いの追記です。
音楽もとてもいいからサントラ聴いてみて。
そしてそして、このジョン=カーニーの(あんまり売れなかったみたいだけど)
「シング・ストーリー」っていう映画も、すごく良いの。
その中で、アイルランドからイギリスにボートで行く若人がいるんだけど、
あの航路を行くって、結構、絶妙。