#188 ANSNAM Riverrun (リヴァーラン)   第一話 「第二話について」

Mar 22, 2021

ニットラインの立ち上げは、コロナ期の前からすでに考えてました。

デザインも何もなかったけど、「Riverrun」って名前はすでにあって。

コロナが長引き、発表を延期し今になったけど、

「ブランド名に自信が持てたら、あとはなんとかうまく行く」

という根拠のない謎の勘を頼りに、この一年は、ぼんやり企画を進めてました。


Amazon primeで観れる海外ドラマに「Modern Love」っていう、

ニューヨークタイムズ紙のコラムを基にした、ショートストーリー仕立てのがありまして。

友人が勧めてくれたんだけど、その第二話がとっても良いのです。

他のも良いのですが、この第二話は、もうこれ本当に素敵でしてね。


俳優陣も良いんです。

「名前わかんないし、どの作品に出てるかもオボロげだけど、

何か惹かれるとても好きな女優さんランキング」でNo.1のキャサリン=キーナー。

そして、「アンタッチャブル」でショーン=コネリーやデ=ニーロ、ケヴィン=コスナーを

相手に、クライマックスのワンシーンだけで全員をくってしまったアンディ=ガルシア。

その二人の、アラフィフの味わいがもう素晴らしくて。

ちなむと、この作品の監督はジョン=カーニー。

「ONCE ダブリンの街角で」や「はじまりのうた」を作った人。

どうです?もう観たくなっちゃったでしょう。ぜひどうぞ。


で、そのお話の中に出てくるのが「Riverrun」という本屋なんです。

その本屋はどうやら実在してて、その街並みも含めて、雰囲気がすごく良いのです。

あと、ニットの連続した編み地って、なんとなく川面のそれに似てるし。

というわけで、普段は難航するブランドネーミングも、この時あっさり決まった次第です。


ってゆうか、ただこの「Riverrun」っていう名前が気に入りすぎて、

ANSNAMのままでも良かったんだけど、どうしてもこの名前を使いたくて。

半ば無理やり、ニットラインとして分けたことの意味は、特にない。

独裁国家アンスナムの君主、オレの成せる技。



次回、本当の第二話。デザインについて。え、写真?まだないです。




夜分に、酔っ払いの追記です。

音楽もとてもいいからサントラ聴いてみて。

そしてそして、このジョン=カーニーの(あんまり売れなかったみたいだけど)

「シング・ストーリー」っていう映画も、すごく良いの。

その中で、アイルランドからイギリスにボートで行く若人がいるんだけど、

あの航路を行くって、結構、絶妙。