#142 LES LESTON シャツオーダー会 中篇

Sep 21, 2018

さて、えっと、どうしようか。
詳細をアップするとか一昨日は言ってたんだけど、ネットに上がっている某誌や某氏の良記事を読んで頂いた方がいいかもって思ってしまった。なので、ググって(笑)
シャツと言うのは、いやシャツに限らずだけれど、ある一線を超えた人たちが作るアイテムは、明らかにそれぞれが、個性の塊りのような、違うものになっている。ボブ=ディランが歌う「Blowin' in the wind」と、ピーター・ポール&マリーの歌う「Blowin' in the wind」が、まるで別の美しさを持っているように。
なのでここでは、スペックを書き連ねるのは控えよう。そこには文字が並ぶだけで、本質的な理解をするには情報が少なすぎるから。パソコンを買い換えるのとはわけが違う。
信じられるか曖昧で、けれどその実は、一番に信用できるのは「感覚でものを見る」という事。多分、その直感をここでは大事にしてほしい。
cedar開店の当初から取り扱っている、ロンバルディ爺の作るナポリの手縫いは、柔らかく且つ大胆なシャツ。これはやはり爺にしか出せない味がある。
また、ANSNAMで作るカジュアルシャツは、レディースのブラウスを作る職人さんにお願いすることで、軽く抜け感のある仕立てにしている。
そして、LES LESTONにも、LES LESTONだからこその繊細な味がある。緩やかに、ふわりと立ち昇る立体的なカーブ。実直に、謙虚に、控えめに。けれどその表現力は、豊かにこのシャツの中に含まれていて、明らかに一線を画する個性を持っている。
レディメイド価格:¥21,000~ +税
オーダーメイド価格:¥34,000~ +税

LES LESTONさんの、GIZAコットンやインポートを中心にしたオリジナル生地バンチをはじめ、ウチにあるDJA、トーマスメイソン、アルビニ、ボンファンティにカルロリーバ、そして浜松の低速シャトルの生地群も使えます。つまり、これは世界最強って事。

そして、今回お越しいただく陸央氏。幼少の頃からシャツの中で育ち、縫製や製図、採寸も任されている。実は、文化服装学園を卒業し、デザイナー経験を積んでいる。つまりこれは、「その先」を見ることが出来る人だ。

で、陸央さんのその横で僕は、カントリーマァムのずんだ味やら、クッキーやら、パウンドケーキやらを頬張りながら、コーヒー飲んでますので、時々、話しかけてくれると喜びます。

あ、あと、サンプルシャツのご用意ありますので、お気軽にご試着ください。その代わり、前日にちゃんと体洗ってきてね。首を重点的に。
若い頃のピーター=ヤーロウとポール=ストゥーキーの着こなしも好き。