#105 リヨン

Feb 15, 2018

時は前後して2月5日、リヨンはとても寒かった。だからミーティング前の朝10時に市場に行って、生牡蠣を頬張りながら、地元の人とおしゃべりしつつ、白ワインをアオるしかなかったんだ僕は。そう、仕方がなかったんだ。


ミーティングまでまだ時間があったので、酔い覚ましに高台のフルヴィエール教会まで行ってみましたの。寒かったけど、歩いて少し発汗した時の、ユニクロ極暖はすごかった。こいつのおかげで今回の出張を乗り切ったと言っていい。


教会を出た頃、雪が本格的に。舞い積もるそれは、まるで綿花のように。ロマンティストetスティリストです。


その後のミーティングはもちろん、スカーフのプリント職人さんのとこ。けどもうしばらくは詳細書けないんです。もう企画が進行してしまったから。きっとこの春夏にお披露目できるかと思います。多分。
そして、このミーティングの直後から最終日までの間、本当に10分の猶予もない、過酷な旅が始まるのだが、それはまた後日、書きおこすタイミングがあれば。
寒々しい写真をご覧いただいた後になんですが、寒色のブルー。
これは、パリとリヨンの底冷えしてる早朝の、蚤の市で発掘してきた、最古は100歳以上のシャツ生地です。穴開き、補修、などあるけれどそれよりも、しっかり打ち込まれてるこの生地のパワーが勝って、まるで気にならないです(もちろんなるべく外します)。これを洗いにかければさらに生地はリラックス。手もみを入れれば、その年月の、味わい深いシワが現れるってわけ。
カルロリーバとかDJAとかの、繊細で上品なものとはまたベクトルの違う美しさ。
興味ある方お早めに。

帰国して5日目。昨日は久しぶりの休日で。日中は出歩かず、のんびりパジャマで「anone」を鑑賞。蝉マジウケる。夜は石山と飲みに行き、深めの酩酊からの早めの就寝。するも何とAM3:30にハッと目覚める。そしてそのまま朝を迎える地獄。そして眠くなる地獄。
時差ぼけは根性次第だとか。異論はない。