#241 ANSNAM riverrun カシミアハイゲージニット ocean coloured scene

May 25, 2025

この前のNHKドラマ「東京サラダボウル」、

皆さんもあの名作はご覧になりましたか?

面白かったですね。続編、ぜひお願いしたい。

新宿のネオンに馴染むグリーンの髪の奈緒ちゃん、可愛かった〜。

終盤のキーマンだった三上博史も、なんか昔から好きです。

孔雀王の時の必殺技、手の印の結び方、今でも覚えてますもん。

そう、臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前 ショー!

最高に燃えました。

あと「プロポーズ大作戦」の天使役とか、

クセツヨの演技に最初はびっくりしちゃうけど、グイグイ引っ張られちゃう。


で、そのドラマ「東京サラダボウル」の中のセリフに、

「釜山から見た海の色と、福岡から見た海の色は違う」

らしい。

多分にその人の心情を通して見た海を表したんだろうけれど、

ぜひそれを確かめに行ってみたい。

あと、生タコも食べてみたい。


しかしながらのハウエバー。暦の上ではディセンバー。

2026年のアンスナム新作のルック写真さえも見せていないこの状況下、

しかも別にラジオの帯番組も持っていないので、

フリートークのネタ探しに行く必要がないこの状況下、

誰がそれを許すのだろうか。

だから釜山に行くのは、またの機会にしようと思う。いい大人だし。


まぁ、海の色なんて、多分にそれは太陽の方向による逆光と順光的な反射、

そして砂の成分とか、プランクトンとかのせいなんだろうけど、知らんけど。

あなたはどんな海の色、そしてその時の気持ちを、最初に想い浮かべますか?


砂混じりのシーフードヌードルを食べた伊豆、初めて見た海の色、

深夜の妙なテンションで行って、帰りに後悔、若気の至る早朝の江ノ島の海の色、

夕日が沈むまで、ジーと見すぎて頭痛になった小笠原諸島の海の色、

浪漫飛行を延々と口ずさんだ沖縄の海の色、

買った缶ビールの縁が汚れていたのを知らずに飲み干し、

翌日からとんでもなく体調を崩して、

死を感じながらに安宿のベッドから見た、ニカラグアの海の色、

イタリアのバーリからのフェリーの甲板で見た地中海の色、

イギリスに入国拒否されて、失望に覆われた深夜のドーバーの海の色、

ギリシャの島々を巡るときに見た海の色、

そのどれもの記憶に残る海の色は、それぞれ違っていて、

またそれらは時と共に、色褪せたり色づいたりしている。


それくらいに思い出の中の色達は、僕たちの人生を文字通りに彩ってくれる。

その色が多ければ多いほどに、気持ちが豊かになっていく、気がする。


で、今日の本題。カシミアです。

よく、カシミアは発色がいい、と言われています。

確かに他の獣毛と比べると、明らかに違う。理由は知りません。


で、カシミアの発色の良さをいいことに、鮮やかなブルーや、黄色、赤、などなど。

素敵ですよね。

けれどそこには、僕の記憶の中のいい色はありません。

そこに私はいません。眠ってなんかいません。

私のお墓の前で泣かないでください。


基本的にベーシクリー、捻くれてますから、ワタクシは。

そんな原色、着れないわ。恥ずいわ。何が差し色だよ。お前が目立つなよ。

黄色着てたら、のび太って言われたことあるわ。


(次回に続く)