いましがた、観終わったところだ。
この感情、居ても立っても抑えきれず、
「あそうだ。一ヶ月以上も放置されたこのブログに書き殴り、
その気持ちを落ち着かせればいいんだ」と気付いた。
旅情と叙情をかき立てる、美しい古都フィレンツェ。
言わずもがな、僕の好きな街の一つ。
そして主演は、若かりし竹野内豊とケリー=チャン。
美しい二人が、10年の時の流れを、儚く、脆く、かつ優美に描く壮大なラブストーリー。
をだ。
驚くべきはその手腕。
その演技と演出で、泣かせてくれない。
結構いいシーンはあるのに、ギリギリで泣かせてくれない。
来たボールをちょこんと蹴ったらゴールだよ、そんな「ごっつぁん」なシーンも、
ケリー=チャンは見事にホカす。
竹野内豊は、(もうすでに僕は諦めてるから)まぁ別にいい。
そして、enyaだ。enya、enya、enya。。。まさかのエンヤ地獄へようこそ。
気付いたら、enyaに染まっているのだ、映画全体が!
前半、微かにenyaを感じたんだ。するとどんどん、あれ?これは、、、と。
そうすると、自然と僕の脳内では、ラッセンの絵が浮かんできてしまうから困る。
いや待て、僕は今フィレンツェの気分なんだ、鯨はやめて。Siriの色彩やめてくれ。
と、散々書いたが、そこそこ楽しめはする。
多分、ヨーロッパ帰りの機内で観る映画には、うってつけだと思うし、
あの暗い機内で観てたら、きっと爆泣きしてると思う。
竹野内豊と椎名桔平が喪服で佇むその姿、とてもいい。
ユースケ=サンタマリアが、恋愛映画によくある、
主人公の横にいるオチャラケた親友を演じてて、その感じも良かった。
エンドロールに「ユースケ=サンタマリア=ノベッラ」って書いてたら、
もっと良かった。
と、いうわけで。
くる8月22日(日曜)11時、エスモードジャポンにて、
セミナーをすることになりました。
わが母校での夏季体験スクールの一環です。セミナーのタイトルはそう、
「冷静と情熱のあいだ」
僕が、高校生からエスモードを経て、どうやってデザイナーになったかをお話しします。
いかにしてデザイナーとして独立し、経営をしながら、
いかにして自分のやりたいデザインをするか、という
まさしく、冷静と情熱のあいだ。なのです。
もし、聴講に興味のある学生がいたら、ぜひメールください。
info@ansnam.com
遠方の方は、当日はzoom配信もあるので、ご案内できます。
一般の方も是非と言いたいのですが、
物づくりの話ではないので、多分に面白くないです。
なので、これからファッションを志す高校生や大学生、浪人生やニート諸君、
すでにどこかしらの服飾学校にいる生徒さん、エスモードへの入学を検討している方々、
ご都合良ければ、ご参加ください。