世界中のいろんな駅をくまなく見た訳じゃないけれど、とりわけお気に入り。
大きすぎて、一枚に収まらない。
ファシズム時代の匂いの残る、威圧的で象徴的な迫力とその規模、シンプルなシンメトリー構造。古代の神殿っぽいアール・デコな雰囲気もあるし、モダーンな荘厳感と要塞感が、ビシビシと俺の中二ゴコロを震わせる。
列車ホームのアーケードもなんとなく他と違ってかっこいい。この駅に着いただけでテンション上がる。映画「ひまわり」でもこの駅は使われてて、とても印象に残った(自分が知ってる場所だから余計に)。
これを書くためにちょっと調べたら、フランク=ロイド=ライトもこの駅を「世界でもっとも美しい鉄道駅」って言ってたっぽい。気ぃ合うぅ〜。
ちなむと、好きな駅第2位は、アントワープ中央駅。
そして番外編。これは我が郷里の是政駅。中央線の人たちから、「おいおい、この黄色い電車は一体どこへ行くんだよ笑」と、訝しげに思われている西武多摩川線、その終着駅。
今は改装してしまい、駅長の魚拓もなければ、駅舎の面影もまるでない。ただ、思い出はたくさん詰まっていて、まるでおととい聴いたかのように、バスパートのみの大地讃頌は、今でもはっきりと耳に残っている。