1件か2件のタンナーに行くために、1月27日にトスカーナへ旅立ち、その3日後の1月30日に帰国する男。
そんな、情熱的なのか只のせっかちなのかよくわからない男、小島明洋。forme。
以前も書いた通りで、そもそも、彼と出会ったのは最近ではなく、それは松濤時代に遡る。そしてこの出会いの源流を辿ると、今僕のそばにいる千葉さんに合たる。千葉さんは僕よりも前にformeを訪れ、それを友人達に薦めたところ拡がり、僕の所まで響き伝わった。僕らがそれに気づいたのは、千葉さんがウチに来てくれてしばらく経ってからだというのも、何とも縁とは面白い。
さて、そんなformeで今回オーダーしたのは、ブランドのアイコン的なものでなく、レインブーツ「Rainy」。ある意味、formeの中でも異端なアイテムだ。なぜか。それは、すでに僕も千葉さんもformeの靴を色々持ってるから(笑)。
この時の展示会、僕と千葉さんの都合が合わず、別々にアトリエへ伺った。そしてお互い知らずに、同型の同色をオーダーするという気色の悪さを発揮。それからというもの、雨の日は二人で共に、嬉々として、おそろのこのブーツを履いて来る。
やれ、色が沈んできたぁ、だの、わざと荒っぽく履くのもいいですねぇ、とか、言いながら、ほくそ笑んでいる。
幾度もロウを塗り込み仕上げられたアメリカのホーウィン社の3mmキップ。
そして本来の目的通りのキルトタン。今や靴のディテールとしては飾りでしかないこれを思い切りよく機能として存在させてる。。取り外し可能だが、是非にも付けて履いて欲しい。しかと雨泥を防いでくれてるから。そして何よりカッコいい。
これを手に入れてからの僕は、一日中靴下が濡れたままの、モヤモヤで過ごす事はなくなった。
靴底にはアメリカのソールテック社のソールと、ヒールに貼られたビルトライト社のものを組み合わせ、グリップがすごい。滑らないし、水溜りにも勇み進む僕はカッコいい以外の何者でもない。
先日の大雪の夜あったじゃん?あの時、僕はわざと渋谷から少し歩くビストロ行ったの。雪は染み通らず、アンクルまで丈があるので雪の小塊が侵入してくる気配もない(あれほんと嫌よね)。予約の取りづらいその店も、さすがに空席が目立つ。僕は一人でがっつり生牡蠣食べたった。カッコいい以外の何者でもない。
価格:¥67,000+税
サイズ:24.5cmくらいから
色:黒、茶
お問い合わせはメールではなく電話でお願いします。
03-6721-9192
今日から僕は海外出張です。今夜は初日なのに、生牡蠣食べに行きます。あたったらこの後の過密スケジュールが総崩れ。けど俺は攻める。ギリギリを。カッコいい以外の何者でもない。
千葉さんは白金台にいます。多分、僕よりformeの説明うまいから、ぜひ見に行ってください。
あと、コーヒーの淹れ方を勉強してきたらしく、美味しいのが飲めます。深煎りフレンチは85度だそうです。ぜひ。