「そなたはまたここインドに戻ってくる」
あれから早22年の歳月が流れた。
サイババの地で言われたその言葉は、いつ如何なる時も自分の胸のうちにあって、
いつ呼ばれるのだろうかと、その時を心待ちにしていた。
我がバックパック旅行記の中でも数々の思い出残るインド。
これだけ南インドカレーが日本に普及したとてやはり、
現地で食べたそれへの憧憬れはいまだに強い。
(エリックサウスはお世話になっております)
そんな、かの地は呼ばれないと行けない。
呼ばれてないのに、無理やりに行こうとすると、災難に出くわすと云う。
ボートツアー軟禁とか、今もあるのだろうか。
そんなとある日、ついこの前のことだった。
突如に呼ばれた。稲妻が駆ける。ライジング雷神。
そして日本がお盆休みのスキに、インドで仕事をするというナイスアイデア。
我こそは労働の神の化身、ワーカホリック=ナカノ=シッダールタ。
現地の職人さん達とのアポイントメント確認を経て、いざ航空券。
直近のチケットだからちょっと割高だけれど、ヨーロッパに行くよりは安いし、
移動時間の短さも気が楽だ。
やはりこれからの時代は、欧米ではなく、アジアだよな〜と。
で、いざクレジットカードの入力を終え、購入画面でポチっと。。。
、、、パスポートの期限、切れてた。
まだ呼ばれてなかったっぽい。