#192 MANNAS マルコバッグ

Jun 29, 2021

「さぁ出発だ 今、陽が昇る 希望の光、両手に掴み」

なんという勇しい輝きに満ち溢れた詞であろうか。

そう、これは「母をたずねて三千里」のオープニングソング。

私が幼少の頃から、日曜19時半の時間帯に放映されてた、

ハウス食品の世界名作劇場シリーズ。

これを観つつ、番組スポンサーであるバーモントカレーを食べつつ。

りんごとハチミツが恋をする、クソ甘いカレー。

デザートは、ふるふるのフルーチェ。

それらは血となり肉となり、そしてこの健やか極まる精神をはぐくんだ。

今の私は、ハウス食品によって成形されたと言って、過言ではない。

さて、今回MANNASでお願いしたマルコバッグ。

読んでその如く、前述の物語の主人公マルコが持ってた感じのバッグ。


リュックやトートバッグを持つには仰々しく、

手ぶらだと、ポケットの内圧に押された鍵のギザギザが、太ももに刺さって痛い。

なのでここはと、小バッグ。

とはいえ女子供じゃあるまいし、お飾りハンドバッグなんて性に合うまいし。

男はいつだって、家を出たらそれがご近所だろうと買い物だろうと、

「旅」なのさ。

そう、「冒険」なのさ。

そのロマンへの路を共に歩むための友。その必要最低限のもの、

「財布」「携帯電話」「小説」「水」、そして「小タオル」以上。

それらが入るギリギリのfull fullのサイズ感。

肩から引っ提げいざ行かん。

当初、名称をパズーバッグにしようかと思ったのだけれど、

目玉焼きパン二枚(厚切り)、ランタン、そしてリンゴが一個にアメ玉が二つ。

ウチのそんなに入りません。過大広告になっちゃう。

そしてパズーのいた炭鉱は確かイギリスの設定だし、

マルコはジェノヴァだかどっかのイタリア港町。

その辺も併せて、やはりマルコバッグかなと。

ちなむと、僕が一番好きだった世界名作劇場は「ロミオの青い空」。


マルコバッグ  ¥  99,000(消費税込み)

トープ:2022年春の納品予定

ブラウン:2022年春の納品予定

黒:在庫あり

ナチュラル:2022年春の納品予定

飲み友達に紹介してもらった「砂の女」おすすめです。

安部公房、比喩表現の鬼かよってくらい。