三匹のコブタの家も崩壊クラス。
目的の機屋さんは、最寄りバス停から徒歩20分。まぁ久しぶりに、田んぼの畦道をのんびり歩くのも良かろうかい、雨もまだ降ってないし。と、歩き始めて段々と、降り出したわけ。田んぼの畦道なんて防ぐものがないから、ハンパないわけ。
しかも前日の夕方、小雨なのに、俺の大きな傘を貸してと言ったカマダ君。だからこの時に持っていたのは携帯用の小さな折り畳み傘なわけ。ズブズブに濡れたよね。ズブズブに恨むよね。
フォルメのレイニーは水を防ぐけど、パンツと股引きを伝う雨水が、どんどんブーツの中へ。どんだけ。
機屋さんに着くなり、奥様がバスタオルと新しい替えのソックスを持ってきてくれた。もうなんか、実家みたい。靴下までビショビショになると幼少期の感覚を思い出すよね。
よかったらジャージズボンもどうぞって言ってくれたけど、そこはあくまでデザイナー。今や白金台のデザイナー。有難くも丁重にお断りした。
下半身の気化を待ちながら、暴風雨が去るのを見計らいながら、生地を拝見。
良い。次期コレクション及び、新ブランドにも使えそう、いや使いたい。シャトル織機のセルビッチ付き高密度。ご期待を。
その後、めっちゃ晴れた。
これは帰りのバスで座席下の暖房を利用して、ブーツの中を乾かしてるとこ。
この靴下は、組合のお年賀だったというダンヒルの薄々ソックス。旧釣りバカで、社長の運転手さんが履いてそう。
宜しくお願い致します。