ANSNAM ニットオーダー会

Mar 1, 2019

何でしょうね、この、まぁ、幸せなんでしょうね、僕は。
こんな変態なお客さんたちに囲まれて。
自分でも見たことがないものを、発想しないものを、一緒に創れる喜びを、一緒に味わえるのだから。

今日来たメールを一通、紹介します。
「お世話になっております。
ニットオーダーの件なのですが、明日か明後日にお伺いしたいと思います。
ちなみにカラーは添付のノエルのヘアカラーをイメージしてつくりたいと思います(鮮明でなくて申し訳ございません)。
週末、どうぞ宜しくお願い致します。」


は?(笑)


最高です。
糸の色味は、印象派画家たちの色のトーンを参考にぃ〜とか言って、スカしてた自分が恥ずかしいです。
そうです。この感じです。

もっとバカっぽい(あ、バカって言っちゃったw)注文でもいいですよ。
今回の冬もいろんな人たちがいて、本当楽しかったです。
良いニットがたくさんありました。なのに、なぜか写真のデータが消えてるのとか、マジなんなの。ビビる。自分にビビるわ。

なぜこれだけがデータ残ってるの、とか、もうね。これが皆さんの参考になるのだろうか。皆さんの購買意欲を刺激することができるのだろうか。もう全然わからないけど、画像アップします。
「なんか明るいきれいな色なのにゴリゴリのギチギチに編み込んだの。」
と言うオーダー内容で作ったのが、これ。

極限高密度ローゲージ。ベイビーカシミアのオレンジ一色オンリー。
高密度が過ぎて、逃げようとする編み地のドレープがおかしい。
この後さらに、別のオーダーだけど連続にして、ド変態極限高密度カーディガンを編んでもらい、職人さんの指が疲労骨折するという。