#30 ANSNAM teleng ハンドニットアイテム オーダー会

Apr 12, 2017

414日(金曜)から16日(日曜)の3日間、ともう少しプラスの期間でANSNAM来秋冬のニットオーダーイベントを行います。
次に寒くなるまで時間があるけど、お陰様で毎シーズン好評を頂いており、そろそろ仕掛からないと間に合わない。
昨冬、見送って頂いたお客様には失礼をしました。




過去アーカイブサンプルを基に、アイテム、形、寸法、毛糸、色、編み地、ディテールなど全てに於いて、一緒に相談しながら進めて行く。その先にどういう物が出来上がるか、すでに「この世にたったひとつの」という言葉さえ優しく聞こえる。そんなところからクリエーションに参加して頂く。
道なき道を進むとは大袈裟だけど、ここ確実に、けもの道。
色合わせや糸合わせなど、そこは今まで数々の失敗を味わい傷だらけののちに、組み合わせの妙を会得した私が、同じ轍を踏まぬよう先導します(多分、きっと大丈夫)。
色合わせなんかは、何かイメージや見本があれば掴みやすい。例えば印象派画家ヴァン=ゴッホやモネの色彩、はたまたエゴン=シーレ、以前私はアンゼルム=キーファーの作品から色と素材を抽出した。
もちろん、イメージは手ぶらでお越しいただいても構わない。むしろ当然ですよね。先日のパリの蚤の市で仕入れてきた、オールドバカラのグラスでチビチビやり、アンティークのクリストフルでケーキをつまみながら、少しづつ話をしていきましょう。
あ、ケーキは買ってきてくださいね。


ANSNAMの手編みニットの職人さん達はこの数年間、ご高齢だったりご病気されたりで引退が相次ぎ、生産が不安定だった。手編みのニュアンスはそれぞれの職人さんによって異なり、新しい職人さんとはその都度に対話が必要で、しかもそもそも今現在、手編み職人さんを見つけることそれ自体が難しい。
そんな中で、今の職人さんと巡り会えたことは本当に恵まれている。
納期が迫りこちらは焦っているのに、市民プールに泳ぎに行ったり、社交ダンスの東京遠征でダンスホールを訪れてノリノリのメールをくれたり。かわいい。
ええ、本当に恵まれている。

今回はローゲージ(太い糸)によるニットオーダー会です。ハイゲージ(細い糸)の手編みは超大変なので、機械です。以前やってたそのオーダーシステムも今、再構築中です。多分、夏前。

ANSNAM ceder (アンスナム シダー)
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