そう、これは闘いなのです。
物づくりに対する執念と根気。(だいたい勝つ)。
開発費用の予算編成。(普通の会社だったらまず通らないので、ドロー)。
時間と納期。(ほぼ完敗の、連敗記録更新中)
さて、場面は次のステージへ。
紡いで染まった糸、ツワモノどもがここに揃い、線と線とを面にする。
以前と同じ糸が作れたとはいえ、そこは手紡糸とガラ紡糸なわけで、
やはりロットのブレは大きいと言える。
そして今回はガラ紡糸に泥染をしているわけだから、糸の質感も違う。
表面に泥やら鉄分を塗りたくるイメージだから(ちょっと違うか笑)、なんかガサつくの。
だから生地に織り上げた時の雰囲気も、インディゴの時とはかなり変わってしまう。
何もインディゴのものと同じにする必要はないのだけれど、
デニム、と言う概念の範疇は越えたくない(前回のは越えた)。
とすると微調整がハンパなくなる。
経糸の本数、緯糸の種類、番手、打ち込み具合、などなど。。。
手織りだし小回りが利くとはいえどもさ、試織をお願いしまくった。
最後のほう、怒ってましたよね? 本当、その節は職人さん、ごめんなさい。
朝令暮改、試行錯誤の繰り返し。
胃酸出まくり。ギザギザハート。
あぁあーわかってくれとは言わないが。
続く