これなくしてはヨーロッパ出張に意味はない、と言っていい。
前回、前々回とパリ郊外の自然あふれる敷地のお屋敷（の6階の一つ）にご招待賜り、お邪魔した。そこで行われたピッツァパーティー。
私も姫の手を取り、一緒にパズルしたり、絵本読んだり、風船バレーしたり、大いに楽しんだ。モッツァレラチーズをちぎったり、一緒に手を洗ってウフフフって笑ったり。超絶かわゆい。
こんなにもキュートで愛くるしい子の親が、TS氏その人である、という世の不思議。ふしぎ発見。彼の中にこんな可愛らしさ、残念ながら微塵も感じたことがない。彼にもかつて、こんな可愛い時期があったのだろうか。そしてそれは、この世界の荒波に、削り取られてしまったのだろうか。そしてあの、リアス式海岸的なあの、複雑に曲がりくねった性格が形成されてしまったのだろうか。アァ無情。
つまりはやはり、奥様である。慈愛である。鼻歌さえもが、え、って思うほど上手い。伸びやかに、透け通った歌声は、温かい心が中に入ってる。プロか？そうか、プロか。
この前、「あ、青いものが食べたい」と、ピッツァの宴が始まる直前に、我らを置き去りしに買いに走る、というトリッキーな点はあるものの、そこも含めて素敵な奥様。このお妃あってのプリティプリンセスだなと。
TS家ピッツァレシピ
・ご近所のパン屋さんのバケット用生地
・トマトソース
・ご近所のイタリア人経営のコクのあるモッツァレラチーズと、フレッシュなバジル少々
・焼く
・同店のフレッシュモッツァレラチーズ（あとのせ）
これでめちゃうま。けど日本じゃ絶対出来ないやつ。
この世界の片隅に、可愛い3人家族がいる。