#241 ANSNAM riverrun カシミアハイゲージニット ocean coloured scene  詳細

May 28, 2025

みなさま、早速のお問い合わせ、ありがとうございます。


どうにかして冬が終わる前には、と思ったら花粉にやられ、

なんとかして4月には、と思ったらヒノキ花粉にやられ、

えてしてGW前には、と思ったら生産事務作業に追われ、

意を決して5月中旬には、と思ったら謎の花粉にやられ、

もう本当大変だったの。

あれ、ほらあの、呼吸の、グーニーズでマイキーが喘息で使ってた、

あの吸入器、使ったもん。

いろんな花粉に反応しちゃう、敏感みだらなマイボディ。

もうどうにでもしてっていう感じでした。


と、言い訳は以上でございます。


続きましてこちらが、サイズ表になります。



ご自身のニット(もう衣替えでしまっちゃったかしらん。すみません)

そのお手持ちのニットと比べて、参考にして見てください。

もちろんアトリエにサイズサンプルあるので、お近くの方はぜひご試着ください。

程よく緩く、厚みは中庸、ペラペラでもゴリゴリでもない。

この前の冬に、ファーストサンプルを毎日のように着ましたが、

とても良かったです。

電車内もグワーっと暑くならず、かといって底冷えする日もほんのりと温かい。

ほんのりなんです、それがいい。ちゃんと、だと暑くなっちゃう。

呼吸してくれてる感じ。安心の呼吸。スーハーしてます。


あと、色味ですよね、肝心の。

一応、小生頑張りまして、肉眼に近いよう撮ったつもりです。

とはいえやはり、

実物とは多少の誤差もあるので、実際にご覧いただくのがベストです。

とはいえしかし、

ここはこの糸メーカーと小生のセンスにお任せいただくのもアリかと。


正直言いまして、どれも良い。

どれも良いんです。そして、どれもがあなたの中で、再発見につながると思います。

そうこれだ、と。

あの時の海の色は今でも頭の中にはしっかりあって

けれど目の前にはないから伝えようがなかった。

それは欲しかったけど表現できなかった。


でも、ここに180色あります。多分、見つかります。


色は言葉と同じ様です。

その自分の感情を表す言葉を知らなければ、

心の機微に気づくことさえ危ういのだから。

人生、と言ったら大袈裟だけど、日々の暮らしの中の幸せとは、

何かを感じて、

それを表現できるボキャブラリーの豊かさと、その選択の中にあるのかもしれない。

もう恋なんてしないなんて、言わないのかもしれないよ絶対。



と、いうわけで来週末までです。

うん。

わかる、言いたいことはわかるよ、もう冬の気分じゃないんだよね。俺も(笑)

けどさ、大丈夫。どうせまた冬、来るし。もう来ないなんて言わないよ絶対。


冷房をガンガンにして待ってるね。

(多分しない。僕にとっての適温で待ってる。ごめん)

#241 ANSNAM riverrun カシミアハイゲージニット ocean coloured scene

May 25, 2025

さて、そんなわけで今回新しく作ったニットのご紹介です。
プルオーバーの丸首とハイネックのカシミアハイゲージニットになります。

そもそもこのニットとの出会いは、
イタリアの北部の工場を別件で訪れた際のこと。
機織りの現場を見に行って、そこへ案内される途中の出来事、

僕「お宅んとこの工場、めちゃ広いすね」
お兄さん「うん、昔は工員さん沢山いたからね〜」
僕「めっちゃ歴史ありますもんね〜。すごいっす」

テクテク。

僕「あれ?何、ニットもやってるの?」
お兄さん「あ、これは弟がやってるの。見てみる?」
ぼ「うん、見して。
、、、ん?え、何これ。ベリッシモ(最高)やんけ!」
お「でしょう。いっちゃんいいカシミアの糸メーカー使ってるからね」
「え、もしかして、あそこのやつ?
「そそ」
「いいなぁ。ずっと憧れてたけど、手が出せなかったよ。お高いもんねぇ」
「まあね〜」
「ちなむと、おいくらくらいなの?」
「あ〜、弟に聞いて見ないと正確な数字はわかんないけど、こんなもんじゃん?」

パチパチ。電卓を叩く。

「マジかよ。
けどさ、やっぱり生産ロットとか、大きいんでしょう?」
(前にP社のニットやってる工場さんと繋がったけど、ロット聞いて、あきらめた)
「あ〜、弟に聞いて見ないと正確なことはわかんないけど、1枚じゃん?」
「マジかよ」
「だってさ、うちの生産に混ぜちゃえば、大したことないし。
あ、けどちゃんと弟に確認しないと」

厚い糸見本帳が置かれる。そうこの表紙、憧れのやつ。
パラパラ。

「色ってこの中のどれ使っていいの?」
「ん?色?このブックの中からだよ」
「うん、この糸メーカーのこのブックね。本当、最高です。さすがっす。
どの色も繊細でセンスある。見てて気持ちいいっす。
で、このブックの中のどの色ならOK?*マークのみとか?」
「ううん、どれでもいいよ」
「うん、だから、、、え?!マジすか!だって、、、180色ありますよ!?」
「そそ、どれでもいいよ」

それから、帰国して、弟さんからのメールが来て、
お兄さんの言ってたこと、そのまま合ってた(笑)。疑ってごめん。


というわけで、カシミアハイゲージニット始めます。

価格:11万円(税込)
生産:イタリア
色展開:180色
アイテム展開:丸首、ハイネック(14cm)
サイズ:7サイズ展開(後ほど追加します)
エルボーパッチ:有無の選択可
お渡し:年内(多分10月頃だろうけど念のため)
オーダー締切:6月8日(日曜)
通販:可







これ、やばいすよね。

#241 ANSNAM riverrun カシミアハイゲージニット ocean coloured scene

この前のNHKドラマ「東京サラダボウル」、

皆さんもあの名作はご覧になりましたか?

面白かったですね。続編、ぜひお願いしたい。

新宿のネオンに馴染むグリーンの髪の奈緒ちゃん、可愛かった〜。

終盤のキーマンだった三上博史も、なんか昔から好きです。

孔雀王の時の必殺技、手の印の結び方、今でも覚えてますもん。

そう、臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前 ショー!

最高に燃えました。

あと「プロポーズ大作戦」の天使役とか、

クセツヨの演技に最初はびっくりしちゃうけど、グイグイ引っ張られちゃう。


で、そのドラマ「東京サラダボウル」の中のセリフに、

「釜山から見た海の色と、福岡から見た海の色は違う」

らしい。

多分にその人の心情を通して見た海を表したんだろうけれど、

ぜひそれを確かめに行ってみたい。

あと、生タコも食べてみたい。


しかしながらのハウエバー。暦の上ではディセンバー。

2026年のアンスナム新作のルック写真さえも見せていないこの状況下、

しかも別にラジオの帯番組も持っていないので、

フリートークのネタ探しに行く必要がないこの状況下、

誰がそれを許すのだろうか。

だから釜山に行くのは、またの機会にしようと思う。いい大人だし。


まぁ、海の色なんて、多分にそれは太陽の方向による逆光と順光的な反射、

そして砂の成分とか、プランクトンとかのせいなんだろうけど、知らんけど。

あなたはどんな海の色、そしてその時の気持ちを、最初に想い浮かべますか?


砂混じりのシーフードヌードルを食べた伊豆、初めて見た海の色、

深夜の妙なテンションで行って、帰りに後悔、若気の至る早朝の江ノ島の海の色、

夕日が沈むまで、ジーと見すぎて頭痛になった小笠原諸島の海の色、

浪漫飛行を延々と口ずさんだ沖縄の海の色、

買った缶ビールの縁が汚れていたのを知らずに飲み干し、

翌日からとんでもなく体調を崩して、

死を感じながらに安宿のベッドから見た、ニカラグアの海の色、

イタリアのバーリからのフェリーの甲板で見た地中海の色、

イギリスに入国拒否されて、失望に覆われた深夜のドーバーの海の色、

ギリシャの島々を巡るときに見た海の色、

そのどれもの記憶に残る海の色は、それぞれ違っていて、

またそれらは時と共に、色褪せたり色づいたりしている。


それくらいに思い出の中の色達は、僕たちの人生を文字通りに彩ってくれる。

その色が多ければ多いほどに、気持ちが豊かになっていく、気がする。


で、今日の本題。カシミアです。

よく、カシミアは発色がいい、と言われています。

確かに他の獣毛と比べると、明らかに違う。理由は知りません。


で、カシミアの発色の良さをいいことに、鮮やかなブルーや、黄色、赤、などなど。

素敵ですよね。

けれどそこには、僕の記憶の中のいい色はありません。

そこに私はいません。眠ってなんかいません。

私のお墓の前で泣かないでください。


基本的にベーシクリー、捻くれてますから、ワタクシは。

そんな原色、着れないわ。恥ずいわ。何が差し色だよ。お前が目立つなよ。

黄色着てたら、のび太って言われたことあるわ。


(次回に続く)




#240 Pau thongvird アイテム紹介 4/4

May 11, 2025

タックプルオーバーシャツ

white, black 

ゴールドリーフコットン 100%, シルク100%

size: free

¥ 15,400 (税込)*完売




以上、今回のプレコレクションのアイテム紹介でした。

お取り扱い頂いているセレクトショップさんで、

ぜひ実物を手に取ってみて下さいね。


また、南青山のアトリエではご覧いただけませんが、通販は承っております。


宜しくお願い致します。


#240 Pau thongvird アイテム紹介 3/4

ドローコードシャツ

cream, black, wine red 

手織り コットン 85%, シルク15%

前後を逆にしても着ていただけます。

¥ 25,300 (税込)*完売

#240 Pau thongvird アイテム紹介 2/4

ギャザービッグシャツ

white, black, 

blue(参考商品。ただ可愛かったから、みんなにも見せたくて)

ゴールドリーフコットン 100%

¥ 26,400 (税込)*完売










#240 Pau thongvird アイテム紹介 1/4

ギャザー胸当てシャツ

white, black

ゴールドリーフコットン 100%

¥ 24,200 (税込)*完売



#239 Pau thongvird (パウ ソングヴァード) 2025 SS prelude collection

May 9, 2025

他の秋冬アイテム差し置いて、先にこちらを紹介せねばという事で、


Pau thongvird (パウ ソングヴァード) 

新レディースブランド、2025年春夏のプレリュードコレクションのご紹介です。




















Pau thongvird (パウ ソングヴァード) 

この国籍不明なネーミングは、架空のもので、

人の名前のようでもあるし、土地の名前のようでもあります。

ただ耳に響いて残り、かつ少しだけ違和感があるようなイメージが沿う。


一人の偉大なチェリスト、Pabro Casals パブロ・カザルス (1879 - 1973) 

1971年、当時94歳だった彼の、

国際連合本部にて平和賞が授与された時のスピーチ。

これが名付けのきっかけになります。


「Piece! Piece! Piece! 」と、声高らかに力強く語りかけ、

演奏会の最後、彼がアンコールに弾いたのが「Song of the Birds」です。

ご興味ありましたら、彼の人生がどんなだったかを知って頂きつつ、

そのスピーチと演奏を聴いてみてくださいね。

さらに、

彼の故郷であるカタルーニャで「Pabro」は「Pau」。

そしてまた、「平和」も「Pau」という。


この動画、日本語の字幕付けて見る事もできます。

さらに、

今回の春夏は、プレリュード(序奏)コレクションとなります。

直接、現地の職人さんたちとのやり取りするので、

初めましてのまず最初、慎重に。

今回のアイテムはこの中から、シャツブラウス4点のみ。

明日から販売します。

詳細はまた後日(そう、続報がない場合もありますね。よくご存知で)。

セレクトショップさんでも販売しますので、皆様ぜひご確認下さい。


本格的な始動は26年春夏から。


生産国は、インドをメインに、多国籍に作っていこうと思っています。

この1, 2年、なんかめっちゃインド行ってたでしょう。これが為でした。

今まで以上に、たくさんの人たちに見て頂きたい、

今まで以上に、たくさんの人たちと共に物作りをしたい、

そして今まで以上に、多彩なデザインをしたい、

そう思い、新ブランドを立ち上げた所存です。




ちなむと小生、この私、中野 靖ですが、「靖」の名前の意味、ご存知でしょうか。

「安らか」「穏やか」「平和」だそうです。






あ、「Paw」だとワンちゃんがパトロールしちゃうのでご注意を。



続・続・続、、、

May 8, 2025

 すみません、シャツジャケットの職人さんが本日発送できないとの事でした。

ワンサイズだけ納品ありそうですが、ほとんどは火曜にアトリエ着予定です。

申し訳ないです。。。

続・続 最後から2番目の告知

May 7, 2025

先週末から夏アイテムの納品が始まっております。

長らくお待たせしました。

色々ご紹介したいこともあるのだけれど、今週もまだ少し、仕事が終わりません。

ん、てか、俺の仕事って何だっけか。


新作のオーダーも引き延ばします。来週末くらいまでかしらん。

ん、てか、まだ紹介さえしてないか。


そして、フェンダールを中心とした個人オーダーも、続々と上がってきております。

シャツジャケットは今週ギリギリで納品予定です。

狙ったかのように、季節にピッタリ。

けど、まだ早まらないで。

そう、何が起こるかわからないから。

まず、9日の金曜日。

マニペニのメールを待っててね。


ちなむと、いやまぁ、

お待たせしてる中でこんなこと言って申し訳ありませんが、

先上げサンプルの仕上がり、めっちゃ良かったです。

お楽しみに。